獣医薬理学教室 博士号取得の基準(目安)

獣医薬理学教室では、博士号を取得する基準として、
次の4点を大学院生の目標として掲げています。
  1. まず、選んだ研究テーマに関しては、他の誰よりも深い知識を持って欲しいと思います。

    この目標を達成することはかなり容易なはずです。現在の科学は高度に細分化されており、半年も勉強すればその分野における世界一の物知りになれるはずです。


  2. 獣医学専攻では、博士取得基準として、論文の骨子となるデータに関して論文審査制度をもつ学術誌への投稿と受理を義務づけていますが、獣医薬理学教室は基礎講座であるということも考慮し、獣医学専攻の基準よりはさらに上を目指して欲しいと思います。

    具体的な目標として、例えばAJPクラスの論文を2報以上書いて欲しいと考えています。ただし、決して成果主義を掲げるものではありません。

  3. 学術博士は英語ではDoctor of Philosophy(PhD)です。つまり、自分がまとめようとする論文には「哲学」*が求められています。ここで言う哲学とはなにか、、、、。

    ちょっと難しい問題ですが、平たく言うと、「これまでに誰もみていなかった新しい事象(真理)を発見し、その事象を体系的にしかも自らの思想を以って説明する」ことではないかと思います。しっかりとした原著論文を書けば、自ずと「自らの思想を以って事象を体系化する」学位論文が仕上がるはずです。

  4. 自主性をもつ研究者となる。

    自らの判断を尊重し、自主的に研究を進める研究者になって下さい。研究は個人の力に負うところが大きく、最終目標はここにあると思っています。ただし、独断的になれと言っているのではありません。常に他の人の意見に耳を傾け、自分の意見とともにその中で最良の1つを選択できる能力を身につけたとき、1人前の研究者として独立できる時と考えます。これが博士号を取得できる最終基準となります。

*【哲学】 てつがく

〔(ギリシヤ) philosophia は知恵への愛・希求の意。西周(にしあまね)の訳語。賢哲の希求を表すために「希哲学」と訳したが、後「哲学」とした〕

(1) 世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。もと臆見や迷妄を超えた真理認識の学問一般をさしたが、次第に個別諸科学が独立し、通常これらと区別される。存在論(形而上学)、認識論(論理学)、実践論(倫理学)、感性論(美学)などの部門をもつ。

(2) 自分自身の経験などから得られた基本的な考え。人生観。

(国語辞典:大辞林より)

毎年3月に行われる博士課程中間検討会の模様 (2007.3.26)


Shafiさんの発表の様子

真剣に聞き入る聴衆

すこし、おねむな(?)人も