獣医学専攻における研究
獣医学専攻では、動物の正常な姿と病態を、個体レベルから細胞レベル、さらには分子レベルまで総合的に理解することを目的として研究を行っています。 その分野は、「動物生産」から「動物医療」、「生命医科学」、「動物衛生・公衆衛生」に至るまで、多岐にわたります。
研究成果
本学農学部HPに掲載している研究について紹介します。詳細な情報については、各研究室のHPをご覧ください。
2025年
- 放射線動物科学・獣医薬理学 Journal of Pharmacological Sciences
ラットの「歩き方」から関節痛をAIで数値化―深層学習を用いた新しい歩行解析技術を開発― - 放射線動物科学・獣医薬理学 PNAS Nexus
マウスの「痛み」をAIで数値化――マウスの表情から痛みを自動判定する新技術を開発――― - 実験動物学・獣医病理学 Experimental Animals
フィリピンハリナシバチ由来プロポリスの新しい機能の発見――化学療法誘発型脱毛症モデルマウスを用いたプロポリスの有効性解析―― - 獣医内科学 Drug Metabolism and Disposition
イヌの薬物代謝の個体差における原因の一端を解明――CYP2B6解析でヒトやイヌの安全な薬物治療の発展に貢献―― - 獣医微生物学 Viruses
ドローンで回収したザトウクジラのブローから新規のヘルペスウイルス遺伝子を発見 - 放射線動物科学・獣医薬理学 Journal of Pharmacological Sciences
デュシェンヌ型筋ジストロフィーのモデルマウスにおける運動機能障害を解明――DBA/2N-mdxマウスの24時間自動行動解析に成功―― - 放射線動物科学・獣医薬理学 PNAS Nexus
マウスの「かゆみ」をAIで“見える化”――かゆみの質と量を定量できる新技術を開発―― - 放射線動物科学・獣医薬理学 Allergy
皮膚からの抗原暴露がアレルギー発症につながるメカニズムを解明 ――食物アレルギーの予防法開発に新展開―― - 応用遺伝学 Scientific Reports
妊娠につながるマウスの精子形成ステージを自動判定するAI開発に成功――不妊症の原因となる精子形成の質の評価に貢献―― - 獣医微生物学 Pathogens
様々なMERS関連コロナウイルスの検出に応用可能なELISA法の開発 - 放射線動物科学・獣医薬理学 Journal of Pharmacological Sciences
深層学習を用いたマウス「立ち上がり行動」の自動解析技術を開発 —簡便な動画記録のみで昼夜を問わず定量的行動解析が可能に— - 獣医微生物学 Journal of Virology
未知受容体を用いて細胞に感染するコウモリ由来新規MERS関連コロナウイルスの性状解析 - 応用免疫学 PLOS Neglected Tropical Diseases
内臓型リーシュマニア症(VL)の母子感染メカニズムを解明 - 獣医外科学 The Canadian Veterinary Journal
犬の尿路上皮癌に対する新たな治療プロトコルにより長期生存を実現 - 放射線動物科学 Allergy
食物アレルギーの病型鑑別に有用な尿中脂質代謝物排泄パターンの発見 ～非侵襲的バイオマーカーによる診断の可能性～ - 放射線動物科学・獣医薬理学・獣医臨床病理学 The Veterinary Journal
犬の膀胱がんの診断に役立つ新たな手がかり ― 尿に含まれる脂質からがんの状態を見分ける ― - 応用免疫学 Parasitology International
ザンビアにおけるリーシュマニア原虫感染状況 - 産業動物臨床学 The Journal of Veterinary Medical Science
牛リンパ腫発症予測診断技術RAISINGの精度の高さを証明 ～国内初の14研究機関による多施設検証試験を実施～ - 獣医外科学 The Journal of Veterinary Medical Science
イヌの骨肉腫に対する新規治療薬候補を発見!! ――HER2を標的とする抗体薬物複合体のイヌの癌に対する効果が明らかに―― - 放射線動物科学・獣医薬理学 Clinical & Experimental Allergy
食物アレルギー患者の尿中脂質プロファイルの解析 - 獣医解剖学 Cell Stem Cell
ヒトとチンパンジーにおける多能性維持機構の共通性を解明 -世界初のチンパンジーナイーブ型iPS細胞樹立と胚盤胞モデル作製に成功- - 放射線動物科学・獣医外科学 The Journal of Veterinary Medical Science
犬の肥満細胞腫における尿中バイオマーカーの発見 - 動物行動学 Science Advances
地球温暖化は都市にいるネズミを増加させる - 獣医解剖学 Scientific Reports
食用色素ファストグリーンFCFを用いた胆囊・胆管造影法
2024年
- 放射線動物科学・獣医薬理学 Behavioural Brain Research
動画から動物の探索行動を自動で検出するシステムの開発 - 獣医微生物学 Scientific Reports
犬インフルエンザウイルスが人の細胞で効率よく増殖する変異を同定:新たなパンデミックの阻止に寄与 - 獣医外科学・獣医病理学 Veterinary and Comparative Oncology
イヌのがんとヒトのがんは組織がそっくり!? ――イヌとヒトに共通したがん免疫療法の新しい治療標的候補を同定―― - 放射線動物科学・獣医薬理学・獣医臨床病理学 Frontiers in Veterinary Science
犬の癲癇や脳炎のバイオマーカーの発見 - 獣医解剖学 Communications Medicine
周産期の胆道閉鎖症の肝門部の病態解明! ――治療に重要な早期発見や根本的な治療法開発への一歩へ―― - 放射線動物科学・獣医薬理学 The Journal of Veterinary Medical Science
子宮内の脂質代謝をみることで乳牛の子宮内膜炎を検出する技術の開発に成功 - 獣医外科学 Veterinary and Comparative Oncology
犬の尿路上皮癌に対する新規治療薬候補を発見!! ――HER2を標的とする抗体薬の効果が明らかに―― - 獣医微生物学 Journal of Virology
牛呼吸器病症候群をひき起こすD型インフルエンザウイルスの抗原構造を解明―ワクチン開発が期待― - 放射線動物科学・獣医薬理学 Allergology International
アレルギー性鼻炎患者の鼻水に 鼻閉(鼻づまり)を悪化させる物質を発見 - 獣医生理学 Journal of Reproduction and Development
ラットジストロフィン遺伝子イントロン内に存在する精巣特異的遺伝子の発見 - 応用遺伝学 Communications Biology
精巣・精巣上体の老化が精子や受精卵の発育に及ぼす 悪影響を発見 ――加齢男性や畜産動物の不妊治療法の開発に期待――
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