東京大学農学生命科学研究科 獣医外科学研究室
 獣医外科学研究室の活動は、研究活動と診療活動の2つから成ります。

 研究活動は、3つの大きな柱から成っていますが、いずれも臨床系研究室の持ち味を生かし、臨床に密接に関連した研究テーマを取り扱っています。犬や猫など小動物においても大きな問題である腫瘍性疾患については、臨床例から得られた培養細胞や組織検体に対する基礎的な解析を実際の臨床応用に繋げるなどの橋渡し研究を行っています。再生医療分野では、重度角膜疾患の治療を目指した体性幹細胞を用いた角膜上皮シートの作製に取り組んでいます。さらに主に脊髄再生を目指した、脂肪組織や骨髄内に存在する間葉系幹細胞の性状解析と、臨床応用に向けた研究を進めています。麻酔・鎮痛・集中治療分野では、様々な麻酔。鎮痛法の開発、鎮痛薬の動物種差の解明、術後栄養管理を中心とした周術期管理について研究を行っています。いずれの研究テーマも臨床現場での切実な要望が発想の起点であり、その研究成果は臨床現場へと応用されています。

 診療活動においては、本研究室はVMC外科系診療科の診察を担当しており、年間の手術件数は約800頭に上ります。外科を手がける獣医師は手術の前の診断、手術中の麻酔、手術後の管理、あるいは手術以外の治療法など、あらゆることに精通しなければなりません。技術のみならず広範な知識を求められる、まさに応用獣医学実践の場と言えます。研究活動のみならずこうした診療活動に触れられる、このホットな「現場感覚」こそが獣医外科の魅力です。

○再生医療分野


○麻酔・鎮痛・集中治療分野


○腫瘍性疾患
 
【新着情報】

2015年外科会の案内を掲載しました 2015/6/30

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