研究トピックス

2014.07.31

FASEB Summer Research Conference "Skeletal Muscle Satellite and Stem Cells"で、中村克行君(獣医学専攻博士4年)がOutstanding Poster Awardを受賞しました。

  米国コロラド州のSteamboat Springsで行われたFASEB Summer Research Conference "Skeletal Muscle Satellite and Stem Cells"(July 20-25, 2014)において、獣医学専攻博士4年の中村克行君がOutstanding Poster Awardを受賞しました。発表タイトルは「Generation of Dystrophin Mutated Rats with a CRISPR/Cas System as a New Animal Model of Muscular Dystrophy」です。

2014.07.10

筋ジストロフィーの症状を再現したラットを作製 - 筋ジストロフィー研究に新たなモデル動物 -

  東京大学大学院農学生命科学研究科の中村克行大学院生、藤井渉助教、山内啓太郎准教授、西原真杉教授らの研究グループは、新規遺伝子改変技術であるCRISPR/Cas法(注1)を用いて、ジストロフィン遺伝子に変異をもつラット(ジストロフィン遺伝子変異ラット)の作製に世界で初めて成功しました。  デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD、注2)はX染色体上に存在するジストロフィン遺伝子の変異により引き起こされる遺伝性疾患で、新生男児約3500人に一人の割合で発症します。DMDでは筋組織の脆弱化の進行とともに筋力が低下し、運動不全や呼吸器機能低下、心不全といった重篤な症状を示します。これまでDMDを患ったマウスやイヌ(DMDモデルマウス、DMDモデルイヌ)が主にDMDの治療法を開発する研究に用いられてきました。しかし、DMDモデルマウスは繁殖・維持が容易であるものの症状がヒトのDMDに比べて軽度である一方、DMDモデルイヌはヒトのDMDに類似した重篤な症状を示すものの、繁殖・維持に多大な労力を要することがそれぞれ課題となっていました。  今回作製されたジストロフィン遺伝子変異ラットではジストロフィンタンパク質が消失しており、筋力低下とともに筋肉における筋線維の壊死、筋線維の再生像や横隔膜における変性像が確認できました。また、これまでDMDモデルマウスでは顕著でなかった心臓の変性も認められました。これらの病態はいずれもヒトDMDに極めて類似したものであることから、ジストロフィン遺伝子変異ラットは、今後DMDの治療法を開発する上での研究に非常に有用なモデル動物となることが期待されます。

2013.12.17

小松田麦子さん(獣医学専攻博士1年)がEURAXESS Voice of the Researchers' Conferenceに参加しました。

  11月21〜22日にベルギー・ブリュッセルにて開催された国際大会に博士課程の小松田麦子さんが出場しました。その後12月10日にEU代表部を訪問し、ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使に面会しました。
  関連内容が駐日欧州連合代表部HPに掲載されました。

2013.10.16

Science Slam Japan 2013の最終コンペティションで小松田麦子さん(獣医学専攻博士1年)が優勝しました。

  EURAXESS主催のScience Slam Japan 2013 (専門家ではないオーディエンスに対して、研究者が自分の研究内容を英語で紹介するプレゼンテーション・フォーラム、2013年10月16日、東京工業大学大岡山キャンパス)の最終コンペティションに博士課程の小松田麦子さんが選出され、優勝しました。11月にベルギー・ブリュッセルにて開催される国際大会に出場します。
  大会の内容がJapan times紙に掲載されました。

2013.09.10

日本畜産学会第117回大会で中村克行君(獣医学専攻博士3年)が優秀発表賞を受賞しました。

  新潟大学五十嵐キャンパスで行われた日本畜産学会第117回大会(2013年9月9日から10日)において、獣医学専攻博士3年の中村克行君が優秀発表賞を受賞しました。演題名は「骨格筋における非構造性細胞外マトリクス因子SPARCの役割」です。

2013.01.08

プログラニュリンは脳内炎症反応を軽減するー認知症原因遺伝子の一つであるプログラニュリンの役割を解明

  東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻の田中良法特別研究員、西原眞杉教授らの研究グループは、マウスを用いた実験的脳傷害モデルによりプログラニュリンの炎症反応における役割を調べました。プログラニュリンは、近年、人ではその遺伝子変異が前頭側頭葉変性症等の神経変性疾患の原因となることが明らかとなり、認知症の発症との関連が着目されているタンパク質です。今回の研究により、プログラニュリンは脳傷害部位に集積する活性化ミクログリアに発現し、ミクログリア自身の過剰な活性化を抑制して炎症反応を軽減することが明らかになりました。プログラニュリンの持つこのような神経保護作用が、神経変性の抑制にも関連している可能性が考えられます。

獣医生理学ニュース

 
2014.05.12
  当研究室の同窓会が平成26年4月26日に行われました。                      

2014.04.10
  東京大学山上会館で行われた第85回日本農学大会 (平成26年4月5日) において西原真杉教授が日本農学賞を受賞し、講演を行いました。受賞業績名は「ステロイドホルモンの中枢作用に関する神経内分泌学的研究」です。

2014.02.14
  西原真杉教授の平成26年度日本農学賞受賞が決定しました。受賞業績名は「ステロイドホルモンの中枢作用に関する神経内分泌学的研究」です。
  授与式ならびに受賞者講演は平成26年4月5日に東京大学山上会館にて行われます。

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