皆さま

うれしいニュースをお知らせします。

本日午後4時から河村文部科学大臣にお会いし、要望書と署名をお渡ししました。

喜田教授、立山教授、種池教授、酒井教授、日本獣医師会五十嵐会長、辻副会長、朝日事務局長にご同道いただき、獣医学教育の貧困な現状、改善のための永年の努力、農学系学部長会議の基本方針の決定等についてご説明し、文部科学大臣の大所高所からの指導をお願いしました。

河村大臣からは、獣医学教育改善の必要性については十分に認識していること、大学法人化と薬学部6年制実施という大きな事業の次に本気で本格的に取り組むべき課題だと考えていること、大学の組織についての議論が終ったのでこれからは中身の充実を考えたいという力強い言葉を頂きました。さらに、獣医学教育の改善については農林水産省にも関係があり、連携して考えてゆくとのことでした。

文部科学大臣からこのような前向きの言葉を頂いたのも、教員の皆さまの永年の努力の成果であり、多くの教員と獣医師の皆さまから頂いた多くの署名の重さの成果でもあります。心からお礼を申し上げます。

続いて、もう一つのご報告です。

文部科学省が設置した獣医学教育に関する協議会の「座長たたき台」についてはすでにHPに掲載してありますが、その内容について全国大学獣医学関係代表者協議会と農学系学部長会議が意見を求められています。

私たちは、その内容は不十分であり、農学系学部長会議の基本方針に沿って、教員数72名以上の獣医学部を法人化第1期の間に設置することを明記するように求めます。一方、農学系学部長会議会長は獣医学科を持つ大学に意見を求めたところ、ほとんどの大学がこの内容でよいと回答し、2大学だけが目標を明記すべきとの意見だったということです。

次回の協議会においてたたき台についての審議を行うことになると思いますが、目標と期限が明記されるように努力をします。引き続きご支援ください。


唐木英明