第3回獣医学教育改善に関する臨時委員会報告


各位

北大の藤田です。第103回全国国公立大学農学関係学部長会議における「獣医学教育改善に関する臨時委員会」での議事録をお送りします。本臨時委員会は常置委員会と同等の扱いを受ける委員会です。審議事項の提案理由は委員会審議前日の農学部長会議総会で説明され、また、審議結果は翌日の総会で説明され、総会の了承を得ます。今回は一部語句の修正のみ(「農学再編」を「農学のあり方」に置き換えた)で了承されました。

日時:平成12年10月17日 17時30分〜21時20分
場所:ホテルノースランド帯広 丹頂
出席者:関係国公立大学農学部長、帯広畜産大学長
座長:北海道大学獣医学部長 藤田正一

審議事項
1. 各大学における状況報告
2. 獣医学教育関係者連絡会議および、国立大学獣医学協議会会長よりの要望書の取り扱いについて
3. 臨時委員会の獣医学教育改善に関する基本姿勢について
4. 農学再編と密接に関わる獣医学再編問題を、臨時委員会だけで論議してよいか

審議内容
1. 各大学における状況報告
各大学の農学部及び獣医学科の獣医学教育改善に関する取り組みについて報告があった。
2. 獣医学教育関係者連絡会議および、国立大学獣医学協議会会長よりの要望書の取り扱いについて
上記要望書の取り扱いについて、10月17日の総会本会議において臨時委員会で審議するよう付託された。本件の要望内容については、臨時委員会で審議中であるので、事実上、要望に応えていることにはなっているが、引き続き本委員会の話題として検討し、検討内容は総会に報告することとした。
3. 臨時委員会の獣医学教育改善に関する基本姿勢について
  今後の本件に関する、以下の臨時委員会の基本姿勢を確認した。
 「臨時委員会の獣医学教育改善に関する基本姿勢」
1. 獣医学教育の改善の必要性を認め、農学全体として改善策を検討する。
2. 日本における獣医学教育体制が諸外国のそれに比べて小規模に過ぎることが、最も大きな問題点であると考える。
3. 学内で教育態勢を充実させることが不可能な場合には、他大学獣医学科との再編などの道を考える。
4. 自助努力で獣医学教育の充実を計る場合でも先進諸国に準じた国際レベルの獣医師養成を目標とする。
5. 新たな再編は、産業基盤を考慮して、地域的に偏らないことに配慮し、なるべく既存の施設などを利用できるように努める。
4. 農学のあり方と密接に関わる獣医学再編問題を、臨時委員会だけで論議してよいか農学のあり方については、他の常置委員会で審議が開始されることが本日の総会で明らかになったので、本件については、当該委員会と連絡を取りつつ本臨時委員会にて検討を継続することとした。

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