フォーラム: 日本の獣医師が重要と考える医薬品 ランキング


わが国で認可されている動物薬の数は欧米のそれとくわれべ極めて少ないといわれています。
このことによって獣医師が被る不利益は、

 1.臨床試験によって裏付けられた十分な医学的根拠によらない診療に甘んじなくてはならない。
 2.各獣医師が使う薬がまちまちで、薬物治療のスタンダードといえるものが少ない。
 3 製造物責任法によって獣医師が保護されることがないため、
     訴訟社会になりつつある日本において獣医師が無防備な状態で社会に対面している。
 4.外国からの輸入に頼らなくてはならないが、輸入規制の強化がいつ行われるとも限らない。

わが国の獣医師が、どのような薬を日常の診療で重要と考えお使いになっているのかを把握することは、個々の臨床獣医師にとっても、また製薬企業に新たな開発意欲を持ってもらう意味でも、貴重な情報であると考えています。

とりあえず、重要とお考えの医薬品を選びお知らせいただければと思います(一般名・商品名、いずれでも可)。数は幾つでも結構です。

  参考:動物医療で使われる薬一覧
お気軽に先生方の情報をお寄せください。
 投票先:aozakimail.ecc.u-tokyo.ac.jp

 分 類  薬 品 名  商 品 名 (動物薬のみ)  投 票 数  
副腎皮質ステロイド プレドニゾロン プレドニゾロン、プレドリン ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
21
デキサメタゾン デキサメサゾン、コルソン、デキサゾン、ユーバレス ●●●●●●●●●●● 11
メチルプレドニゾロン ●●●●●●●● 8
ヒドロコルチゾン ソル・コーテフ ●●● 3
コルチゾン ●● 2
トリアムシノロン  ●  1
抗炎症薬、抗アレルギー薬 ケトプロフェン ケトフェン ●●●●●●●●● 9
カルプロフェン リマダイル ●●●●●●●●●●● 11
クロルフェニラミン ●●●●● 5
ジフェンヒドラミン ●●●●● 5
アスピリン パインスター ●●●●● 5
フルニキシン フィナジン ●●●● 4
ピロキシカム ●●●● 4
シプロヘプタジン ●●● 3
クレマスチン ●●● 3
塩化リゾチーム ●●● 3
炎症酵素薬(合剤) キモタブ ●●● 3
シクロスポリン ●●●●● 5
メロキシカム メタカム ●●● 3
インドメサシン ●● 2
キモトリプシン ●● 2
セラチオペプチダーゼ ダーゼン ●● 2
コンドロイチン硫酸ナトリウム ●● 2
ジクロフェナクナトリウム 1
フェニルブタゾン 1
アセタミノフェン 1
イブプロフェン 1
ジクロフェナクナトリウム 1
アンピロキシカム 1
ピリラミン 1
ヒドロキシジン ●● 2
メクリジン 1
クレマスチン 1
プロメタジン 1
ロベンザリット 1
アクタリット 1
アザチオプリン ●● 2
セチリジン 1
心血管系 エナラプリル エナカルド ●●●●●●●●●●●●●●●●● 17
ジゴキシン ●●●●●●●●●● 10
ドパミン ●●●●●●●● 8
カプトプリル ●●●●●● 6
硝酸イソソルビド ●●●●●●● 7
ドブタミン ●●●●●● 6
ジピリダモール ●●●●●● 6
エピネフリン ●●●●●● 6
ニトログリセリン ●●●●● 5
ベナゼプリル フォルテコール ●●●●● 5
プラゾシン ●● 2
プロプラノロール ●● 2
ジギトキシン ●● 2
イソプロテレノール ●● 2
ラミプリル バソトップ 1
ブナゾシン 1
ヒドララジン 1
カドララジン 1
メトプロロール 1
カルテオロール 1
ピモベンダン ●● 2
シルデナフィル
ネオフィリン
ジルチアゼム 1
血液系 エポエチン 1
ウロキナーゼ 1
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム ●● 2
ヘパリン ●● 2
ビタミンK 1
トラネキサム酸 1
ヘモコアグラーゼ 1
利尿薬 フロセミド ラシックス、ディマゾン ●●●●●●●●●●●●●●● 15
スピロノラクトン ●●● 3
エタクリン酸 1
トラセミド 1
抗不整脈薬 プロカインアミド ●● 2
リドカイン ●● 2
キニジン 1
消化器系薬 シメチジン ●●●●●●●●●●●●●● 14
メトクロプラミド プリンペラン、テルペラン ●●●●●●●●●●●●●●●● 16
臭化ブチルスコポラミン ●●●●●●●● 8
スクラルファート ●●●●●● 6
ロペラミド ●●●●● 5
乳酸菌製剤 ビオフェルミンR ●●●●●● 6
ファモチジン ●●●●●● 6
シサプリド ●●● 3
次硝酸ビスマス ●●● 3
ベルベリン テスミン、タカベリン、ベルノーゲン、ベルパリン ●●● 3
ラニチジン ●● 2
ミソプロストール ●● 2
ビコスルファートナトリウム ●● 2
グリセリン ●● 2
センノシド セネバクール 1
ケイ酸アルミニウム 1
黄色ワセリン 1
酪酸菌製剤 ミヤリサン 1
下剤(炭酸水素ナトリウム、無水リン酸二水素ナトリウム) レシカルボン 1
硫酸マグネシウム 1
硫酸ナトリウム 1
ラクツロース 1
酸化マグネシウム 1
ポリエンフォスファチジルコリン 1
肝胆作用薬 還元型グルタチオン ●●●●●●● 7
ウルソデスオキシコール酸 ●●●●●● 6
タンニン酸 ●●●● 4
グリチルリチン ●●●● 3
パントテン酸カルシウム ●● 2
チオプロニン 1
胎盤加水分解物 1
糖尿病薬 インスリン(速効性) ●● 2
結晶性インスリン亜鉛水性懸濁液 ●● 2
プロタミンインスリン亜鉛水性懸濁液 ●● 2
甲状腺 合成チロキシン ●●● 3
チアマゾール ●● 2
チオウラシル 1
駆虫薬 イベルメクチン アイボメック、カルドメック、パナメクチン ●●●●●●●●●●●●●● 14
ミルベマイシンオキシム ミルベマイシンA ●●●●●●● 7
モキシデクチン モキシデック ●●●●●●● 7
プラジクアンテル ドロシット ●●●●● 5
パモ酸ピランテル ウェルパン、ソルビー ●●● 3
レバミゾール ピカシン、リペルコール ●● 2
フルベンダゾール フルモキサール ●● 2
スルファジメトキシン ●● 2
ジエチルカルバマジン 1
ドラメクチン 1
トリクラペンタゾール ファシネックス 1
パーペンタゾール デパラシン、デパリヤ、メタロジン 1
メラソニル トリメラルサン 1
ピペラジン 硫酸ピペラジン、ピペゲン、ニューパラダウン、アンカリス、クーペイン、カミン、ピペトン他 1
ブナミジン スコラバン 1
ジクロロフェン ネマセスチン 1
ジソフェノール 1
メラソルミン イミトサイド 1
チアセタルサミド 1
ジチアザニン ミコクロリーナ 1
抗原虫薬 メトロニタゾール ●●●●●● 6
スルファジメトキシン アプシード、サルトキシン、ジメトキシン ●●● 3
スルファモノメトキシン ダイメトン 1
アクリナミン 1
プラジカンテル 1
抗菌薬 アンピシリン アンピシリン、ピクシリン、パーレシン ●●●●●●●●●●●●●● 14
エンロフロキサシン バイトリル ●●●●●●●●●●●●●●●● 16
アモキシシリン ●●●●●●●●●●●●● 13
セファレキシン ●●●●●●●●●●●●●● 14
クロロマイセチン ●●●●●●●● 8
ゲンタマイシン ●●●●●●●●● 9
エリスロマイシン エリスロマイシン ●●●●●● 6
オキシテトラサイクリン オキシテトラサイクリン、テトラジン、 オキシテラシン、OTC他 ●●●●●● 6
ノルフロキサシン ●●●●● 5
オルビフロキサシン ビクタス ●●● 3
セファゾリン ●●● 3
リンコマイシン ●●●● 4
オフロキサシン ●●● 3
クラブラン酸 ●● 2
セフゾン ●● 2
セフメタゾール ●● 2
トリメトプリム ●● 2
バンコマイシン ●● 2
ペニシリン ●● 2
ホスホマイシン ●● 2
アズトレオナム 1
アミカシン 1
アミノペニシリン 1
アルベカシン 1
クリンダマイシン
ビブラマイシン
オルメトプリム 1
コリスチン 1
サラゾスルファピリジン 1
ジプロフロキサシン 1
ジョサマイシン 1
スルバクタム 1
セファクロル 1
セファピリン 1
セファロチン 1
セフィキシム 1
セフォペラゾン 1
セフスロジン 1
テラマイシン 1
ドキシサイクリン 1
ナジフロキサシン 1
バンコマイシン 1
ピペラシリン 1
フロモキセフナトリウム 1
ベンジルペニシリン 1
ミクロマイシン 1
ミデカマイシン 1
ミノサイクリン 1
ミノマイシン 1
ラタモキセフ 1
抗真菌薬 ケトコナゾール ●●●●●●●● 8
ミコナゾール ●● 2
グリセオフルビン ●● 2
トリコマイシン 1
アンホテリシンB 1
エコナゾール 1
クロトリマゾール 1
トルナフテート 1
ピロニールニトリン 1
スルコナゾール 1
イトコナゾール ●● 2
フルシトシン 1
殺虫薬 フィプロニル フロントライン ●●●●●●●●●● 10
アミトラズ ●●●● 4
ジクロルボス ●●● 3
ルフェヌロン プログラム ●●● 3
ピレスリン ●● 2
プロボクスール ボルホ、ボルホカラー 1
カルバリル 1
フェンチオン チグホンスポット 1
サイチオアート サイフリー 1
イミダクロピリド アドバンテージ 1
中枢神経系薬 ケタミン ケタラール、ケタミン ●●●●●●●●●●●●●● 16
ジアゼパム ●●●●●●●●●● 10
イソフルラン ●●●●●●●●●● 10
アセチルプロマジン ●●●●●●●●●● 10
メデトミジン ドミトール ●●●●●●● 7
フェノバルビタール ●●●●●●●●● 9
クロルプロマジン 一部制吐薬として ●●●●●●● 7
ブトルファノール ●●●●●● 6
プロポフォール ●●●●●●●●
アチパメゾール アンチセダン ●●●●● 5
モルヒネ ●●●● 4
ミダゾラム ●●●● 4
フルニトラゼパム ●●●● 4
ドロペリドール ●●●● 4
チオペンタール ●●●● 4
セボフルラン ●●●● 4
フェニトイン ●● 2
クロミプラミン クロミカルム ●● 2
笑気 1
ペントバルビタール ソムノペンチル 1
プロメタジン 制吐薬として 1
プロクロルペラジン 1
フルマゼニル 1
フルオキセチン 1
プリミドン 1
ブトルファノール 1
ヒドロキシジン 1
ハロタン 1
バルプロ酸ナトリウム 1
ジモルホラミン 1
ジフェンヒドラミン 抗動揺病薬として 1
キシラジン スキルペン、セラクタール、セデラックス 1
エーテル 1
アミトリプチリン 1
内分泌系 インスリン ●●●●●●●● 8
チロキシン ●●● 3
末梢神経系 リドカイン ●●●●●● 6
ブピバカイン ●● 2
キシロカイン ●● 2
プロカイン ●● 2
オムニカイン 1
抗腫瘍薬 L−アスパラギナーゼ ●●●●●●● 7
(寛解剤を含む) シスプラチン ●●●●●● 6
メトトレキセート ●●●●● 5
ジクロフォスファミド ●●●● 4
ドキソルビシン(別名アドリアマイシン) ●●●●●● 6
ビンクリスチン ●●●● 4
OP’-ddd  ●●● 3
カルボプラチン ●●● 3
シタラビン ●● 2
ブレオマイシン ●● 2
メルファラン ●● 2
アクチノマイシンD 1
デカン酸ナンドロロン 1
ビンブラスチン 1
フルオロウラシル 1
免疫抑制薬 アザチオプリン 1
生殖器系 オキシトシン オキシトシ、ヒントシン、ポストンエス、アトニン、ポストンS ●●●● 4
PGF2α ●● 2
エストラジオール エストラジオール、ギナンドール 1
プロリゲストン 1
ジノプロスト 1
プロリゲストン コビナン、デルボステロン 1
クロルマジノン ジースインプラント 1
リュープロレリン 1
呼吸器系 アミノフィリン ネオフィリン ●●●●●●●●●●●●● 12
コデイン ●●●● 4
ドキサプラム ●●● 3
テオフィリン ●● 2
ジモルホラミン 1
アセチルシステイン 1
ジプロフィリン 1
カフェイン 1
ジモルフォラミン 1
ドキサプラム 1
ツロブテロール 1
ブロムヘキシン 11
解毒薬 アトロピン ●●●●●●●● 8
還元型グルタチオン ●●● 3
薬用炭 ●●● 3
グリチルリチン ●●● 3
PAM ●● 2
チオ硫酸ナトリウム 1
ジメルカプロール 1
ペニシラミン 1
タンニン酸 1
眼科用薬 ピレノキシン ●●● 3
還元型グルタチオン ●●● 3
ピロカルピン ●●● 3
イソプロピルウノプロストン ●● 2
チオプロニン 1
カルテオロール 1
チモロール 1
ベタキソール 1
エピネフリン 1
ジピベフリン 1
アセタゾラミド 1
メサゾラミド 1
ジクロフェナミド 1
グリセリン 1
イソソルビド 1
その他 混合アミノ酸製剤 モリアミン ●●●● 4
アトロピン
クロルヘキシジン 1


投票者総数 : 25  (2011/12/03)

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