【スタッフ】
教 授:吉川 泰弘
【関連学会】
実験動物学会
神経病理学会
疾患モデル学会

Photo Gallary
【主要な研究テーマ】
●実験動物の特性と自然発生病態の解析
●実験的糖尿病、特に糖尿病合併症モデルの作出と解析
●サルを用いた基礎から応用にわたる研究
●高齢動物の脳における老人斑と血管アミロイド症に関する研究
●実験毒性病理学に関する基礎研究
当研究室では人への外挿を視野に入れ、以下の4課題、すなわち、1)実験動物の特性の解明、2)実験的疾患モデルの開発とその利用、3)実験動物の感染病とその制御、4)実験毒性病理学についての様々な実験・研究を行っている。
 1)では、実験動物が自ら備えている特性、特に自然病態の解析と病理発生の解明を通じて、最終的には人に疾患モデルとしての利用を計ることを目的としている。現在は腎症ハムスター、ヘアレスラット、遺伝的行動異常マウス、痴呆症モデルとしての高齢の犬およびサルなどを扱っている。
 また、特に人にもっとも近縁なサルの特性を解明し、それを利用することを目的として、サルの免疫系・神経系の特性の解明および遺伝子治療への応用に関する研究を行っている。
 2)では、実験動物に人為的にある特性を付与し、その動物の用とを広げることを目的としている。現在は実験的糖尿病とその合併症および動脈硬化症に関する研究を行っている。
 3)の目的は、実験動物の感染症、特に人獣共通感染病に取り組むことによって、感染病の本質に迫る一方、感染病予防や生物学的モデルとしての利用法を考えることである。現在はサルにおけるエボラ・レストンウィルス感染症の研究を行っている。
 4)は、様々な化学物質による毒性発現の機構を in vivo、in vitro の両面から追求している。現在は、幹細胞のアポトーシス誘導および実験的糖尿病における膵島を対象に研究を行っている。
【研究室員の心の声】
・やりたいことがある人はある程度自由にやらせてもらえます。
・やる気のある気合いの入った人歓迎。気合いのない人も気合いが注入されます。
・学生も先生もいいたいことが言える雰囲気があります。
・遊びも研究もチームワーク抜群。
・テーマが分散していることは欠点もあるが、いろいろなモデルを見られることは良い経験になると思う。
・各種パーティー取りそろえてます。
・いい意味で変な人が多いため、毎日が退屈しません。