【スタッフ】

教 授:酒井 千吉
助教授:今川 和彦
助 手:永岡 謙太郎
助 手:立川 君子

【関連学会】
日本畜産学会
日本繁殖生物学会
日本内分泌学会
Siciety for the Study of Reproduction
Photo Gallary

【主要な研究テーマ】
○乳腺機能の解析と milk components の有効利用
○乳腺機能の医学・獣医学的応用に関する基礎研究
○インターフェロン遺伝子群の制御機構と遺伝子治療への応用
○着床・妊娠成立時における分子制御機構の解明

哺乳類は有性生殖の中でも「胎生」を主要な生殖様式として獲得したために、その種の保存・生命維持には妊娠・出産・育児などの「親による子の保護」を必要とする。
 有性型生殖に適応して、配偶子が進化したように、真胎生に適応して栄養芽(トロホブラスト)細胞が進化し、このことが哺乳類の初期発生を特徴づけている。有性型の生殖様式を代表する生物現象が受精であるが、妊娠を決定する現象は着床とそれに続く胎盤の形成と形態および機能的な成熟課程である。この時期に胚子のロスがおこりやすいものの、胎盤改正後には妊娠が進行し、やがて分娩に至る。「親による子の保護」は出産後の育児に不可欠であり、子は乳線からのミルクを必要をする。すなわち、闘犬吸湿における研究領域の「乳線」「着床」は、種の保存の中でももっとも重要な生命現象の中の二つである。これらの研究を生化学および分子生物学的な手法を駆使しながら解析している。生物学的に未解決な現象を解明しようという意欲のある学生は、この研究室に立ち寄ってみてください。ビールなどは必ず冷蔵庫の中に眠っています。
【猫の声】

 吾輩は猫である。名前は「みどり」。
 どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめしたところでニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。我が輩はここで初めて酒という物を飲んだ。しかも後で聞くとそれはチューハイという酒の中で一番獰悪な種類であったそうだ。しかしその当時は何という考えもなかったから別段恐ろしいとも思わなかった。ただ助教授のすすめに乗せられてスーと飲み干したときなんだかふわふわした感じがあったばかりである。