【スタッフ】
教 授:九郎丸 正道
助教授:金井 克晃
助 手:次山 磐
【関連学会】
日本哺乳類学会
日本発生生物学会
日本分子生物学会
日本繁殖生物学会
日本解剖学会
日本ウマ科学会
人と動物の関係学会
日本実験動物学会
日本細胞生物学会
Society for the Study of Reproduction
上図:11,13日齢のマウス胎仔のwhole mount in situ hybridization像。我々の単離したX染色体(Xq22)上の新規のNIK様キナーゼ(RNK)遺伝子の発現部位を示し、手足、体幹部の骨格筋にシグナルが認められる。
下図:Sox17遺伝子(Sry関連遺伝子の一つ)を欠失させたES細胞を導入したキメラマウス。
Photo Gallary
【主要な研究テーマ】
●哺乳動物の生殖腺発生および精子発生の分子機構の解明
●哺乳動物の発生と進化の謎に対する挑戦
 本講座は”形”の面白さ、”形”の中に秘められた謎に対して好奇の目を向け、”形態学”の視点から研究を行っている。
 1個の受精卵から様々な”形”の細胞が分化し、それらが集合して1個の動物体が完成する。また、長い歴史の課程でさまざまな動物種が数多く生み出される。本講座では、特に、生殖細胞をはぐくむ生殖腺の発生、細胞分化、免疫、進化に着目し、特殊性と普遍性を明らかにすることを目的とし、様々な角度で研究を行っている。
 本講座の特色は、1)種々の動物を肉眼レベルから電子顕微鏡レベルまで”形”を見ることから始まり、2)”形”の変化の中で、既知の分子、遺伝子産物の動態、3)”形”が教えてくれる未知なる分子の探索と単離、4)”形”作る課程での分子の役割について-肉眼解剖、組織から分子生物学、ノックアウトマウス作成などの発生工学まで様々な手法を用いて幅広く解析していくことである
【学生の声】
獣医解剖学教室では全ての生命現象を研究テーマとすることができ、自分の興味のもと実験を進めることができます。入室後は、研究者の卵として受け入れられ、また卒業までには一人前のの研究者として立派に育てられます。
 教室内では、学部学生から陰性まで皆同等に研究経験に関係なく一人一人が自分の考えを自由に述べ、固定概念にはとらわれず、日夜、様々なディスカッションが繰り広げられています。些細な質問も、単純な疑問も、全てが新たなる発見につながるのです。
 ”研究をする”というプロセスから、多くの疑問が生まれ、その疑問から、新たな研究が始まります。私たちとともに、終わり無き研究の流れに身を投じてみませんか?
 研究室では、よる10時以降は獣医解剖学教室寮として宿泊施設に早変わりし、士気を向上すべく、アルコール類に事欠くことはありません。更に、一般の食材屋では入手困難な様々な動物種の”肉”(出所不明)を提供しており、研究生活、日常生活ともにサポートを得られること、間違いなし。
 また、様々な国からの留学生が醸し出す多国籍料理は注目に値します。研究室秘伝のカレーレシピも、研究室にて随時、公開しています。来たれ、解剖学教室に!酒豪大歓迎!