獣医内科学教室の研究概要


 犬や猫に対する医療の「高度化」と「細分化」が加速的に進んでいます。このうち医療の「高度化」には研究の力が不可欠です。
 獣医内科学教室では、本学附属動物医療センターにおいて各種内科疾患に罹患してしまった犬や猫の診断・治療にあたるとともに、これら疾患の病態解明と新規診断法・治療法の確立を目指して研究活動を行なっています。
 その研究対象は幅広く、血液疾患や腫瘍性疾患、消化器疾患などに関する研究を精力的に進めています。特に、近年急速に発展しているゲノム解析技術を積極的に取り入れDNA配列や遺伝子発現/タンパク発現における異常を網羅的に探索することで、これまでとは異なる視点から新たな病態を明らかにしています。また伴侶動物である犬や猫は人と近い環境で過ごしており、発生する疾患も多くの点で類似することがわかってきているため、このような病態解明は人医学領域においても新たな知見をもたらすものとなっています。
 このような研究活動を通して、犬や猫、さらには人において”治らない病気”とされていた疾患を”治せる病気”とすることが目標です。
 
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