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専攻紹介

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Laboratory Animal Research Center

【スタッフ】

教授 甲斐 知恵子
助教 米田 美佐子
助教 佐藤 宏樹

【関連学会】

  • 日本ウイルス学会
  • 日本分子生物学会
  • 日本獣医学会
  • 日本癌学会
  • 国際ウイルス学会
  • 国際免疫学会
  • 米国ウイルス学会

【主要な研究テーマ】

  • RNAウイルスの病原性発現機構の解明
    • 宿主特異性決定機構
    • 多様な病原性発現機構
    • 神経病原性発現機構
    • 免疫抑制機構・免疫撹乱機構 
  • 組換えウイルスワクチンの開発
  • 組換えウイルスベクターの開発

(1) RNAウイルスの病原性発現機構の解明

 近年エマージングウイルス感染症が次々と出現し社会的な問題を引き起こしている。我々は1本鎖マイナス鎖RNAをゲノムにもつモービリウイルス属の3種のウイルス、麻疹ウイルス(MV)、イヌジステンパーウイルス(CDV)、牛疫ウイルス(RPV) において、cDNAクローンから感染性ウイルスを作出する新リバースジェネティックスを世界に先駆けて開発した。
 さらに、近年マレーシアやバングラディシュで出現し高い致死率を示すニパウイルスにおいても、フランスINSERMのBSL4施設を使用して、世界で初めて新リバースジェネティクスの開発に成功した。
 この組換えウイルス作出系に加え、我々はウイルスの病原性を再現する優れた動物モデル系も確立している。
 これらの実験系を用いて、ウイルス遺伝子やウイルス蛋白の機能解析、宿主因子との攻防、動物種を規定する機序や病原性発現機構の解明など、分子から動物個体レベルに至る幅広い視点の研究を行っている。

(2) 組換えウイルスベクターの開発

 モービリウイルス属のウイルスは、その感染細胞域の広さや安全性から遺伝子治療用ウイルスベクターとしての可能性が期待できる。また感染後終生免疫効果が持続することや細胞性免疫誘導能が高いことから優れたワクチンベクターとしての可能性も高い。我々は独自に開発した新リバースジェネティクス系を用いた遺伝子組換え技術によって、これら目的に応用可能な新しいウイルスベクターの開発を試みている。

(3) 抗原虫病組換えウイルスワクチンの開発

 マラリア症、リーシュマニア症はWHOにより6大感染症に指定されており、その被害は大きいにも関わらず、未だ実用化に至った有効なワクチンはない。我々は新しい組換えウイルス技術を用いてその予防法の開発研究も行っている。

【学生の声】

 東大前駅から南北線で約20分、白金台駅下車。医科研正門を入り、構内の近代医科学記念館を左目に数分歩き、新築の総合研究棟へ。その2階に私達の研究室があります。広い室内の整った研究設備、構内での人的交流、一流の研究者によるセミナーなど、周りの環境は刺激的です。この環境の中、室員の皆で協力をしながら、責任をもって自分の研究を進めています。私達の研究室や医科研で研究してみたいという方、大歓迎です。ぜひ気軽に見学に来て下さい。