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多くの哺乳類の全遺伝子配列が決定され、21世紀は農学もゲノム解析の時代に突入します。 それに伴い、遺伝学も交配を基礎とした従来の古典遺伝学から、積極的に遺伝子を改変する時代へと移行しています。 つまり哺乳動物の卵子に遺伝子を注入して、全く新しい遺伝子を持った動物や遺伝子の働きを抑制した動物を作り出すのです。

形質の変異から原因遺伝子を探る正方向遺伝学に対し、人為的に遺伝子変異を起こし、遺伝子の機能を調べる手法は逆方向遺伝学と呼ばれています。 応用遺伝学研究室では、生殖工学、発生工学の技術をベースに、哺乳類の卵、精子、組織、個体に遺伝子を導入する逆遺伝学的手法を駆使し、遺伝子機能とその制御について以下の3つのテーマを中心に研究しています。

 1)哺乳類卵巣の発達・機能制御メカニズム
 2)哺乳類の減数分裂・精子形成メカニズム
 3)哺乳類卵の減数分裂・初期発生の制御機構

研究室の詳しい研究テーマはこちらのページから見ることが出来ますので、是非、たずねてみてください。興味を持った方、質問のある方はこちらのページにある連絡先に電話、メールなどで遠慮なく相談してください。また、入試関連の情報は、公開され次第こちらのページに掲載しています。

応用遺伝学研究室には農学部 動物生命システム科学専修・獣医学専修、大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻修士課程・博士課程の学生が所属しています。大学院生には学部生から研究室に残った人や、他大学・他学部から入ってきた人など様々なバックグラウンドをもった人々が集まっており、互いに切磋琢磨しながらそれぞれの研究に励んでいます。
また、教員と学生の話し合いも気軽にできる雰囲気ですし、コミュニケーションのよく行き渡った研究室です。年に1回研究室旅行に出かけています。アルバムに写真がありますのでご覧ください。

というわけで興味を持たれた方は気軽に応用遺伝学研究室の扉をたたいてください。

歓迎します!!  
 
  
学部    修士課程    博士課程
当研究室での研究に必要な基礎的実験手法などを、講義と両立しながら学んでいきます。最終年度には、卒業論文を書きあげ、卒論発表会で研究の成果を発表します。   修士課程講義の多くは月・金曜日に開催されるため、それ以外の日は研究に集中できます。また、多くの場合、修士修了までに1、2回の学会発表を経験します。    博士課程では、講義はほとんどありません。日々研究に没頭して、年1回程度の学会発表に加え、博士修了までに国際誌に1、2報の論文を発表します。
 

● 日々の生活 ゼミ(論文紹介・研究進捗報告会)
 コアタイム:10時-17時  
 月曜 10:30- 掃除 17:00- ゼミ
 金曜 17:00- ゼミ

● 年間行事
研究室行事 関連学会
 4月 新入生歓迎会  
 5月 日本卵子学会
 6月
 7月 暑気払い 米国繁殖生物学会(SSR) 学会発表(2018年 SSRにて, 米国)
 8月 日本畜産学会
 9月 日本繁殖生物学会
 10月 研究室旅行
 11月 日本動物遺伝育種学会
 12月 卒論提出・発表会(獣医)
忘年会
 1月 修論提出・発表会(応動) 国際胚移植学会(IETS)
 2月 卒論提出・発表会 (動シス)
 3月 大掃除 送別会
 
入学・進学状況   卒業・修了後の進路
修士課程 博士課程   就職先
  厚生労働省、国税庁、特許庁、
アステラス製薬、大鵬薬品工業、
武田薬品工業、田辺三菱製薬、花王、
カネボウ、資生堂、ゼンショー、赤十字社、
日本たばこ産業、農林中央金庫、タキイ種苗、
など

博士研究員先
The Jackson Laboratory (USA)
Baylor College of Medicine (USA)
Johns Hopkins University (USA)
Albert Einstein College of Medicine (USA)
Texas A&M University (USA)
理化学研究所など
       (2012年以降)